皆さんこんばんは🌙*゚
りえです
今日は昨日にも増して暑かった〜(~Q~;)
部屋着半袖短パンはもちろん、買い物の時もTシャツで出掛けましたわ.......
初夏の陽気ですね〜🔆🔅
ではでは早速昨日の本の読み返しです
『家鳴り』篠田節子
7編からなる短編集
その中でも特に印象に残ったお話をいくつかご紹介したいと思います
第1話 『幻の穀物危機』
ペンション地区でパン屋を営む主人公橋本
彼は2年前妻と幼い息子と共に脱サラして都会から引っ越してきた
夏のある日、東京が大規模な地震に襲われライフラインストップ
大混乱となった都会から多くの人々が車で押し寄せてくる
食料を求めて田舎へと向かい強奪、暴行、ついには殺人までも犯す都会人.......
その時主人公は?妻は?
大袈裟かもしれないけど、追い込まれた人間の本性ってこんなもんなのかも?
と思わされてしまう作品
ただただ恐ろしい.......
第5話 『家鳴り』
表題作。会社が倒産した夫、趣味で始めたパッチワークで成功を収める妻、利口な愛犬の死、セックスレス、不妊.......
そんな出来事が重なり、徐々に壊れていく夫婦のお話
妻は夫を愛しており、夫が無職になろうとも家事一切を文句も言わずにこなしつつ仕事に励む
そんな時愛犬の死をきっかけに妻は摂食障害に.......
夫は妻に食べさせようと料理を始める
残すと不機嫌になるためその多めに作られた料理(3食+夜食+デザート)を妻は毎食完食し続けた結果.......
歪んだ愛の形というのか.......
夫がとにかく身勝手で辛い
そんな作品
第7話 『青らむ空のうつろの中に』
母親に虐待され、寄宿舎付きの農場に連れてこられた光という少年
母親からは『この子だけはどうしても可愛いと思えない』と言われ、多忙かつ無関心な父親
畜産部長の稲垣は、
一言も口をきかず笑うことも泣くこともなく
何に対しても興味を示すことの無い光をどうにかしようと試行錯誤するが全く成果はない
誰からも愛されることなく育った光が唯一心許した相手は食肉用に育てられた豚だった.......
これも読んでて辛い話でした
でも私的にはハッピーエンドなんじゃないかな〜?と思います
そうなるより他なかったというか.......
篠田節子さんの本は他にも読んだ事ありますがなんだか犬や動物が出てくる作品が多いような?
これも犬がメインで出て来て、辛いお話だった記憶があります.......
でもまた読んでみたいな
気になった方は是非!!
おやすみなさ〜いヾ(:3ヾ∠)_